副業でWordPress案件を10万円で初受注した結果【トラブル炸裂ゥ!】

副業プログラミング

ワードプレスプラグイン案件で稼ぎたい!

ある時期から「プログラミング初心者はワードプレス案件からスタートするのがオススメ」という情報を良く目にするようになりました。

今や「副業 プログラミング」と検索すると関連する記事がたくさんヒットすると思います。

 

そんな折、知り合いのツテで

  • ワードプレスの子テーマ開発
  • ワードプレス プラグイン開発

以上、2案件(それぞれ別案件)をして欲しいという依頼をいただきました。

両方ともワードプレスの簡単な案件という事で報酬は10万円です。(たまたま同じw)

普段は個人の趣味レベルでしかコードを書かない私ですが、請負契約という契約形態でワードプレス案件を初受注してみたんです。

実際にやってみると、現実は甘くなかったです😇

 

WordPress 子テーマ開発のケース

端的にいうと、大失敗しました。

失敗した理由は「ワードプレスのテーマ開発だから」という理由ではなく、フリーランスエンジニアあるあるの失敗をしてしまった事にあります。

↓まさにこんな感じ

請負契約がツラかった

フリーランスエンジニアの契約方式には、大きく分けて

  • 請負契約
  • 準委任契約

以上の2種類があります。

今回はトラブルが多いとされる「請負契約」という形式になりました。

請負契約はエンジニア側が「納品物を完成させるマデ」という契約形態で、依頼者側の言いなりになってトラブルが起きやすいというデメリットがあります。

 

この案件では、

  • 私が懇意にしている方(Aさん)からのお願い
  • 実際の発注者はBさん(50代男性)

という関係値です。

Aさん曰く「Bさんはネットに疎いので、シンプルで簡単なシステムで良い。無理な機能を付けようとしたら僕が止めます。」と言ってくれたのでさせましたが、、、それでもキツかったです。

  • どんどんBさんの要求が増していく
  • 途中でBさんが「このシステムは不要です」と言われる
  • Aさんの知らない間に話が脱線していた

などなど、要求がまとまらずに無駄な開発を多くしてしまいました。

 

発注者Bさんにネットの知識は皆無

トラブルが起こらないように仕様をしっかり決めて…と突っ込まれそうですが、発注者様は全く知識のない方だったんですよね。

説明しても理解できないので、「とりあえず作ってください」というスタンス。

確実にトラブルになる事は予想していたので、ずっとAさんが間に入ってましたが、どんどん最初の仕様と別物になっていきます。

 

おそらくですが、クラウドワークスやランサーズなどで発注される人の中には「低価格で頼めるから」という理由で、一切の知識や経験なく発注されている人がいらっしゃると思います。

今回頼まれた案件も、途中で仕様変更が頻発して非常に困ったので、「今から変更するとリリースまでに時間が必要です」と言って納得してもらうことに。

発注者が近い関係値の方ならコレでOKかもしれませんが、100%赤の他人だったらと思うとゾッとしますね。

 

低単価案件なのでツラかった

今回のテーマ開発は10万円で受けさせていただきました。(正確には子テーマを作りました)

  • 技術的には難しく無い(WordPress案件)
  • 発注者様が低価格に抑えたかったこと
  • 自分が独学でスキル不足を感じていたこと
  • 知り合いから頼まれたこと

などの理由から、この価格にしたんですね。

 

当初、聞いてた仕様だと全く問題なかったのですが、先ほどあげた2つの要因から開発工数が伸びに伸びて、結果的に割に合わなかったかなという感じ。

 

WordPress 子テーマ開発の依頼を受けて感じたこと

トラブルの発生は容易に想像できましたが、実際にやってみると「ココまでヤバイ状態になるのかwww」と逆に笑えてきました。

まさにテンプレ通りの展開となって苦労した案件ですが、ぶっちゃけ技術力のないフリーランスに降ってくる案件ってこんな感じでしょうね。

「それでもお金が欲しいから受けたい!」という人もいると思いますが、、、

個人的にはお金だけの問題ではないんですよね〜😂

 

双方にとってデメリットになる可能性がある

今回はある程度の所で妥協点を決めて、お金も支払っていただきました。

とはいえ、

  • 度重なる仕様変更で、保守・保全性の低いシステムに(開発者の不満)
  • 理想としていた納品物と違う(発注者の不満)

こんな感じで、

両方にとって不満しか残らない結果になってしまった。(と思う)

私個人としては「自分がシステムを作る限りは、発注者が満足して欲しい」というのがベースにあるので、逆に受けて申し訳なかったかな〜とも。

また、発注者様がどれだけ満足されてるか分かりませんが、私が発注者なら不満に思うでしょうし、思われても仕方ないと思っています。

お金さえもらったら良いと思う人もいるかもしれませんが、

ワードプレス案件は技術的な成長もないですし、コンビニのアルバイトくらいの時給になってしまったので、微妙ですよね。

 

仕事の流れがわからない

私はIT関係の会社に勤めた経験は一切ない、完全未経験の週末プログラマーです。

自分の好きな時に、好きなコードを書いているだけで、トラブルが発生しないような仕事の流れや進め方が一切わかりません。

(そんな状態で受けるべきではありませんでした)

 

Youtubeで視聴したのですが、WEB制作会社に入ると、実際にコードを書く時間は当然ですが、仕様設計の打ち合わせや計画書の作成なども十分時間をかけて練るそうです。

この辺の能力は実際に勤めないと経験を積めないですし、明らかに実力不足を感じてしまいました。

 

情報格差がヤバイことになっている

最後に今回の案件を通じて、ビジネスチャンスじゃないかな?と思った事があります。

今回の発注者様は50代で、IT関連には疎く、似たようなサービスを紹介しても「使えない」という状況でした。

しかし、コロナによる影響もあって「何かしないといけない!」と決意されて、ご依頼するに至ったようです。

 

実はこの発注者様はある道のプロで、その分野の知識やスキルは凄かったんです。

正直、最初にお願いされたときは「トラブルの元になるし断ろう」と思っていました。

ですが、IT関連の知識がない事でめちゃくちゃ損しているのがもったいない!と感じてしまったんですよね。

昨今では、スキルや知識はなくてもネットを駆使して権威を獲得している人多く、非常に目に余るので、「ホンモノの人に勝たせてあげたい」と思い直して受けることにしました。

 

今回はうまくいったと言えないですが、簡単なサポートでも助かる人はいそう。とも感じたんですよね☺️

優れた技術力がなくても、必要としてくれる人は探せばいそうです。

低単価になりがちですが、小さい規模で細々やってくならなんとかなるかも!

 

WordPress プラグイン開発のケース

子テーマと同様に失敗…ではなく、コチラは実りのある仕事だったんですよね。

「プラグイン開発ならOK」ではなく、発注者が友達のエンジニアだったのが良かった理由です。

 

彼はフリーランスとして年収1,000万円以上稼いでおり、仕事が増えて捌けなくなったので、猫の手も借りたいという状況でした。

 

▼やりとり▼

私「絶対スキル不足だから、マジでやりたくない」

彼「わからない所は教えるから!お金(10万円)も払うし!」

私「自分を使うくらいなら、他にいくらでもいるでしょ」

彼「いや、マジでおらんくて困ってる!やってくれ」

という感じで渋々受けました。

 

案の定、同じワードプレスの案件とはいえど、

  • vue.jsを使っての開発
  • dockerによる開発環境の構築
  • Gitを使ってのチーム開発

などなど、当時の私からすると、勉強しないといけない事が多く、勉強に時間をさくばかりで大した成果を出せませんでした😇

 

しかし、

お金は支払ってくれるし、新しい技術は勉強できたしと、かなり実りのある案件だったんです。

彼「最初だから、まぁコレでも許そう」

と言ってくれましたが、「マジで人脈はチート」だなぁと実感することに。

最初に紹介した子テーマ開発と同じ『10万円』という報酬で、コチラのプラグイン開発の方が時間を使いましたが、残った経験・スキルが全然違いました。

同じ副業として低単価の案件を受けるなら、こういった案件をチョイスしたい。

 

未経験者でもワードプレス案件を受けるべき?

WEB制作会社などで働いた事がない、完全未経験の私がワードプレスの「子テーマ開発」と「プラグイン開発」の2案件を実践してみた結果、感想を紹介しました。

 

ネット上では「初心者はワードプレス案件から!」と言われる事が多いですが、まずは良いメンターの元で仕事をするが正解かと思います。

おそらくですが、ワードプレスの難易度の高低や、プログラミング言語の流行り廃りなどに注意が行きがちですが、ガチの未経験者はそれ以前の問題です。

 

コードを書くだけなら独学でなんとかなりますが、「綺麗なコードの書き方」や「システム設計の考え方」などデキル人のを見ると「なるほど〜」とすごい勉強になります。

コレらの要素はプログラミング言語に関係なく共通してるので、「ワードプレス案件だから〜」とか「使っている言語が微妙だから〜」とか関係ありません。

よって、

ガチの未経験者が爆速で成長するには良き師匠(メンター)を見つけて案件を頑張るのがベストでしょう。

自分の人脈でそういった人がいればベストですが、いない場合はMENTA(メンタ)というサービスを利用するのがおすすめ。

プログラミングスクールと違い、安い価格で教えて欲しい部分をピンポイントで教えてくれます。

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